GW休暇にやってみたこと。

社員たちにしっかり休んでもらおうと思い、今年のGW休暇を9連休にしました。

同じくうちの嫁さんにも休んでもらおうと思い、休暇中の家事をどこまで自分が一人でこなせるか試してみました。

条件としては普段帰宅してからやっている読書やイラスト描きなどの趣味の時間も普段どおり持ちながら出来る限り全ての家事をこなす、という試みです。

やったことは、朝起きてゴミ出し、洗濯、朝ごはん作り、掃除、昼飯作り、子供と遊ぶ、買い物、夕飯作り、子供を風呂に入れて寝かしつけるという具合。

もちろんご飯を食べた後の洗い物とかもするし、掃除は空いた時間が出来たら随時やって、隙間でパン屋さんにパンを買いにいったり、アマゾンで日用品を買うのも意外と時間を取られたりしますね。

普段から家事は嫁さんと半分ずつの感じで分業してましてゴミ出しや洗濯(洗って干すところまで)掃除などは私の担当で、土日の食事も全て私が作ってます。

嫁さんには平日の食事や掃除と洗濯物の取り込み、子供の保育園への送り迎えとお風呂や寝かしつけ、保育園の登園準備などを主にやってもらってます。

今回のGW休暇では保育園関連の用事はなかったので家の用事を出来る限り私がやってみることにしました。

結果的に5日目の夕方に力尽きて寝落ちしました。ダメダメでした。1週間も持たなかったです。

正直なところ、要所要所では結局嫁さんが手伝ってくれてこの結果でした。

今の時代どのくらいの人が普段からこれらを全部一人でやっているのかわかりませんが私の友人たちと話している感じでは、多くの人(いまだにそのほとんどが女性)がこれに近いことを毎日こなしているんじゃないかと思います。

少なくとも私の親世代の女性たちの多くがこれを何年もこなしてたんですよ。

とてつもないですわ。

このブログを読んでくれている人の中には家事育児をワンオペに近い状態で普通に毎日こなしている人もいるでしょうし、そんな人たちからすれば

「何を偉そうに当たり前のことを言っとんねん!」

と思われるかもしれません。

しかし、それは実際かなり大変なことで当たり前のことではないんですよと言いたい。

にもかかわらず、それがどのくらい過酷なことかを理解していない人がまだまだ多いことも間違いないと思います。

もしかしたら絵を描いたり、友達と夜中にリモートで飲み会をしてみたり、子供のおもちゃを修理したりという趣味の時間を私が必要以上に取りすぎたのかもしれません。

けれども、それらを全くせずに毎日過ごすのはかなり精神的にきつく、1日に少なくとも1個は楽しい要素がないとこんなハードなことを毎日やれないです。

結果的に今回分かったことは、自分のやりたいことを全部やりながら家事や育児をこなすのは私の場合5日が限度だったということで、言い換えると家事や子育てをフルにやりながら自分のやりたいことをするのは無理だということですね。

世の中でワンオペ育児をこなしている人は、自分が楽しめる時間をほとんど取れていんだろうと想像がつきます。

それと、一人でマイペースにやれる家事と子供の世話をしながらやる家事では効率が3分の1くらいに落ちる感じです。

私が担当している掃除や洗濯は基本的に嫁さんが子供を見てくれている間に済ませられるので簡単に出来ますが、子供の相手をしながらやると全然サクサク進まないです。

何がつらいってサクサク進まないときのイライラした気分を表に出さないようにするのがかなりつらくて、子供に八つ当たりしないように気をつけていても自然と余裕がなくなって言葉や表情がきつくなっていくのが自分でも分かる。

実際ここが一番の問題点なんじゃないかなと思います。

家事が思ったようなペースで進まないのは自分の時間が持てないことよりもある意味精神的にしんどく、これがワンオペ育児の人たちの心を一番疲れさせているんじゃないかと感じました。

今回の休暇ほど仮面ライダーセイバーやしまじろうのワオのありがたみを感じたことはなかったですね。

録画したそれらを見てくれている30分が家事のボーナスタイムでした。

平日の嫁さんが子供を見ながら家事をこなしているのだと思うと頭が下がりますし、もう少し普段の私の家事負担を増やさなければいけないなと感じました。

昨今ちまたで「ワークライフバランス」なる言葉を良く聞きますが、実際のところは「ワーク+ハウスワーク+ホビーバランス」というのがもっと正しいんじゃないでしょうか。

このバランスを維持することは家族や周りの人たちとお互い協力試合ながらじゃないとかなり難しいと思います。

普段「Tシャツとは何ぞや」「糸作りとは何ぞや」と偉そうに高い理想を語って仕事をしてますが、日ごろの暮らしで嫁さんや周囲の人たちに助けられているからこそ毎日好きなように仕事が出来ているのだなと改めて感じる2021年のGWでした。

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