ミニコーンに巻ける小型のワインダーを新規に導入しましたよ!手芸糸ブランド「亜麻色雑貨店」の糸販売で大活躍の予定です。

久しぶりに糸づくりのための新規設備を導入しましたよ!

小巻きのワインダーです。

とりあえずこれを見てください。

どうですか?めっちゃ可愛くないですか?

1枚目の写真に写っている大きい巻きが従来のワインダーで巻いた糸で、紙管の高さが18センチくらいです。

それに対して今回導入したワインダーの紙管は10センチ。

かなりコンパクトに巻けます。

我々が普段ニット工場さんに出荷している糸はほとんどが1kg巻きの仕立てになっているので、18センチの紙管がちょうどよいサイズになります。

けれども一般の方に販売する手芸糸は大体30g~50g程度の巻き量が中心なので、大きい紙管に巻くと薄っぺらい巻きになって貧相な感じになってしまいます。

そうならないように、玉巻きにして販売したり綛にして販売したりとこれまでいろいろと工夫してやってきたんですが、玉巻き工場も綛上げ工場もどんどんと廃業していっておりなかなか思うような納期で商品が作れなくなっているのが現状です。

その状況を打開すべく、今回社内で少量を巻けるような設備を導入するに至ったというわけです。

そしてそれがこのワインダーです。

新品の機械って美しいわぁ。。。見とれてしまうわぁ。。。

ということで、もう見てるだけでウキウキしてしまうんですが、道具は使ってなんぼということで早速いろんな糸を試験巻きしています。

「亜麻色雑貨店」はその名の通り亜麻、つまりリネンをメインに販売するブランドなので、とりあえずリネン糸をいろいろと試験巻きしてみました。

機械が新しいからなのか、糸の太さにかかわらずどれもめちゃくちゃ綺麗に巻けてます。

硬い糸も柔らかい糸も太くても細くても、どれも問題なく巻けました。

これはおそらく糸を巻くためのドラムという溝を切った円筒形状のパーツ(上の写真の黒い部品)の直径が関係しているのかなと思います。

ドラムワインダーで巻く場合、巻き始めはドラムよりも巻き糸の直径が小さく、途中で同じような径になってその後糸の方が太くなっていくわけなんですが、途中の「同じような径」になるときに糸巻きの綾が乱れて巻きが綺麗じゃなくなる瞬間ができてしまいます。

これについての詳しい説明は割愛しますが、少量巻きの場合糸巻きの太さがドラムの太さよりも太くなること自体がほとんどないため、この綾乱れが発生しにくいというのがあります。

またドラムワインダーで糸を巻く場合、巻きの一番外側が柔らかくなる傾向にあるために巻き形状が崩れることが多いのですが、少量巻きだとそこまで大きな直径になることがないので巻きが型崩れしないのかなと思います。

こういう細かい話はともかく、、、

手芸をやる人はにとって玉巻きや綛だと糸の繰りがやりにくくて使いにくいという方も多いかと思いますので、この小巻き仕立てというのはなかなか便利なんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか?

最近ちょっとバタバタしていてなかなか作業できる状況ではないんですが、年内のどこかのタイミングで亜麻色雑貨店の小巻き販売をこのタイプに変更していこうと思ってます。

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