かつてデラックスビッグワンガムというものがありまして。。。

今回は繊維やTシャツの話は全く出てこないです。

先日近所のスーパーのお菓子売り場で見つけた食玩。

最近うちの息子が仮面ライダーセイバーにハマり始めたので、こりゃ喜ぶかなと思って買ってみました。

持って帰るとたまたま風呂上りだった息子は全裸のままで大はしゃぎ。

早く遊びたいとせがむので、とりあえず箱を開けてみたらこんな感じでした。

対象年齢3歳以上となっていたので、ほぼ出来上がりのものが入っていると思っていた私は、箱を空けるなり一瞬固まってしまいました。

「デラックスビッグワンガムや、これ」

それが私の第一声でした。

ちゃんと各パーツがランナーで整形されている。

そして申し訳程度にごく小さなラムネが入っている。

各部品がカラー分けされている以外はかつてのビッグワンガムと同じ。

つまりプラモデルが入っていたんです。

夜も遅かったので、

「こりゃあかん、ちょっと時間がかかるやつやから明日作ろう」

というと、息子大泣き。

「今すぐ遊びたい!」

とのこと。

仕方がないので模型用の工具入れからニッパーやらヤスリやらを引っ張り出してきて作ることにしました。

そしたら、なんと言うことでしょう!

最近の食玩のクオリティはとんでもないことになってますね!

ニッパーとかヤスリいらなかったです。

パーツは手で引っ張ったらランナーから簡単に取れました。

しかも切り離した部分にバリがない。

スベスベ。

思わず、

「どうなってんのこれ?」

と叫んでしまいました。

工具なしで簡単に作れる。

確かに良く見たらパッケージに「スグにつくれる!」って書いてある。。。

凄いですよ、これ。

部品の構成数やサイズ感、組み立ての手順なども小さな子供が遊べるようにめちゃくちゃ良く考えて作られてるんです。

私が小さいころに大好きだったデラックスビッグワンガムは良い意味でもうちょっと不親切でした。

適度にモデラー心をくすぐるというか、本格的というか。

それに比べてこれはもっと子供に寄り添ってる感じですね。

めちゃくちゃ作りやすい。

そのわりにギミックがしっかりしていて、刀を抜き取ると本が開くようになっている。

仮面ライダーセイバーを見てない人には何のことか分からないと思いますが、変身するときのベルトの動作を再現してるんです。

つまり火炎剣烈火を聖剣ソードライバーから引き抜くとワンダーライドブックが開くんです。

作るだけじゃなくて、その後遊べる。

今の300円の色玩はこのクオリティなんですね。

まぁ、火炎剣とソードライバーは別売りなんで、合計600円必要なんですけど。。。

それにしても感動しました。

素晴らしいです。

繊維業界にいると日本のモノづくりのレベルは落ちる一方やな~と常々感じますが、フィギュアや玩具などの業界はぜんぜん錆付いてませんね。

子供が出来て一緒に遊ぶようになったおかげで、こんな感動が日々あって飽きない毎日です。

コメントを残す