東大阪繊維研究所は「フツオジ」に最高の着心地をお届けしたい。

6月にいよいよ50代になって「そろそろ自分もイケオジ的なものを目指していこうかなぁ」などと考えてました。

そしてガラにもなく髪にパーマをかけてみたり、ネットで「50代 メンズ おしゃれ」などと検索して服装を研究してみたりしたのですが、どれもしっくりこない。。。

そもそもイケオジって何なんやろか?まだ使われてる言葉なんやろか?

ということで、困った時のチャットGPT先生に質問してみたところ、以下のように教えてもらいました。

以下「イケオジとは」に対するGPTさんの回答です。

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「イケオジ」とは、日本の俗語で、**「イケてるオジサン」**の略です。

意味:

「イケてる(=かっこいい・魅力的な)」+「オジサン(中年男性)」
つまり、見た目や雰囲気、性格が魅力的な中年男性を指す言葉です。

特徴として挙げられる要素:

  • 清潔感がある
  • 落ち着いていて余裕がある
  • おしゃれ
  • 経験や知識が豊富
  • 若者に媚びない自然体な魅力
  • 丁寧な所作・言葉遣い

年齢層:

主に40代〜50代くらいの男性を指すことが多いです。ただし、雰囲気や立ち振る舞いによっては30代後半や60代でも「イケオジ」と呼ばれることもあります。

似た言葉:

  • 「ダンディ」:やや古風で、渋くて上品な男性
  • 「イケメン」:年齢問わず外見が整った男性
  • 「オジサマ」:年上男性への敬意や憧れを込めた呼び方

例:

  • 俳優の西島秀俊さん、竹野内豊さん、吉田鋼太郎さん などが「イケオジ」としてよく挙げられます。

「イケオジ」は単に見た目が若いというだけでなく、年齢を重ねた魅力を自然に表現している人に使われるポジティブな表現です。

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確かにこうなりたい。

  • 清潔感がある
  • 落ち着いていて余裕がある
  • おしゃれ
  • 経験や知識が豊富
  • 若者に媚びない自然体な魅力
  • 丁寧な所作・言葉遣い

ええと、

清潔感については、毎朝シャワーを浴びて、毎晩風呂に入って、ひげも毎日剃って月に1回散髪にも行ってるけど、そんなんでええんかな?どうでしょうか?

落ち着きと余裕はないな。。。いつも心の中は焦りまくりで人生カツカツです。

おしゃれは苦手です。

経験や知識はあたかもカリン塔のように特定のジャンルについてのみ高く伸びてる感じですね。

若者に媚びてはいないけど、若者には楽しくやってほしいなぁと思っているのですが、なかなかその空気感が出せず、いざ若者に対峙すると不自然な振る舞いをしがちです。

丁寧な所作と言葉遣いは精神が安定している時だけ出来てるかなぁ。。。イライラしてるときは出来てないなという自覚です。

あぁ、自分はイケオジとは程遠いんやな。

かといって昔に流行った「ちょいワルおやじ」みたいなものとも全く違う。

じゃあ自分はいったい何者なんだと考えたんですが、結論「ただのオッサン」でした。

今の自分のことを書いてみるとこんな感じです

昭和50年生まれの50歳
小さな町工場の社長
糸作りの商品企画と技術職をやっている
自社ブランドの商品企画もやっている
子供が遅くに出来たもんで、まだまだ小さい子(8歳と5歳)を育て中
絵を描くのが趣味
最近はあんまり活動出来てないけどバンドをやってる(ギター)
模型作りも趣味だけど、最近は子供のおもちゃ修理ばかり
料理は好きだが手際とか段取り良く作るのが好きなだけで、味にあまり興味がない
服はシンプルで楽に着られるものが好き
お酒は週末かお付き合いの時だけ飲む、たばこは過去も含めて全く吸わない
ゴルフはやらない、というかスポーツ全般が苦手(観戦は大好き)
ブランド物に興味なし
大阪生まれ大阪育ちだが、中日ドラゴンズと名古屋の食べ物が好き

出来るだけたくさん書き出してみましたが、これといった特徴は見当たりませんね。

唯一キャラがあるとしたら大阪生まれのドラゴンズファンというところくらいで、それ以外はいくつか趣味のあるただのオッサンです。

東大阪繊維研究所の服は基本的に自分と同じような人物像に向けて作っているつもりなのですが、いわゆるペルソナ的なことを要約すると、本当にただのオッサンということになってしまう。

実際に店舗に来ていただくお客様も男性がほとんどで年代も私に近い人が多く、ターゲットとしては合っているのだと思います。

東大阪繊維研究所のコンセプトは「モノズキたちに最高の着心地を!」です。

「モノズキ」とはいわゆる風変りなものを好み、独自の趣味・趣向を持っている人という意味の日本語「もの好き」と、モノの素材や構造、モノづくりやモノ自体の成り立ちに興味がある「モノが好き」な人という二つの意味を重ねた言葉です。

そういう意味では絵を描いたりギターを弾いたり模型を作るのが趣味の私は「モノズキ」で間違いないと思っています。

そして、そういうオッサンは世の中にかなり多く存在しているはずなので、私と同世代の男性には「モノズキ」が沢山いるんじゃないかと。

沢山いるということは、すなわちそういうオッサンこそが普通のオッサンなのだと思います。

私はこれらの同志たちを、愛と敬意を山ほど込めて「フツオジ」と呼びたい。

普通のおじさんこと「フツオジ」。

頑張るときは頑張り、しかし年甲斐を考えて無理をせず、時には好きなことに没頭する。

「イケオジ」と呼ばれることは少ないけれども、十分に魅力的な生き方をしている「フツオジ」。

東大阪繊維研究所の定義する「モノズキ」は基本的にこういった「フツオジ」の人たちで構成されているはずだと思ってます。

余談ですが、うちの店舗やイベントに来ていただいた「フツオジ」の方たちに「うちのブランドは基本的にオッサンをカッコよくするための服を作ってます」というと、みなさん決まって嬉しそうにニヤリとしてくれます。

そんな瞬間を見るのがとても嬉しいので、これからもジャンジャン「フツオジ」をカッコよく見せる服を作っていきたいと思います。

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