Tシャツ作りの進捗状況をご報告します。

以前からお知らせしている通り、東大阪繊維研究所というのは当社が新しく始めるTシャツのブランドです。

当ブログはこのブランドのものづくりに対する姿勢や大事にしていることなどをお伝えするために開設しました。

ブランドはこの秋のプレオープンに向けて準備中です。

進行中の企画からまずは1型、ペルー産超長綿の丸首Tシャツのデザインが決まりましたのでご報告いたします。

ブランドのネームタグが左の袖口に付いています。

今回使用した糸はペルー原産のコットンの中でも弾力と柔らかさに富んだ超長綿品種「デルセロコットン」を使用したオリジナルのトップ糸です。

サイズはメンズのMとL。

色展開はネイビー、ピーコックグリーン、グレーの3色。

写真では色が分かりにくくて申し訳ありません。

ネイビーの色は2枚目の袖口のカラーが実物に近いと思いますが、皆さんの見ておられる環境によっても多少違って見えると思います。このあたり難しい問題ですね。。。
ピーコックは実物に近い色の写真が取れなかったので今回は割愛しました。近々開設されるホームページに掲載します。

ネイビーとピーコックの2色はコアスパンという方法で紡績された特殊なトップ糸で、インディゴ染めのような色の濃淡を表現しました。

グレーは通常のトップで最も定番的な発色です。

どのカラーも堅牢度の良い反応染料で染めているのでインディゴ風に見えるカラーも色落ちの心配はありません。

思いっきり度詰めに編んだので縮みもほとんどなくて、洗濯機でガンガン洗えます。

いわゆるヘビーオンスといわれるしっかりした生地にしましたので、着始めは多少ゴワゴワするかもしれませんが何度か着ていくうちに柔らかくなって体に馴染んできます。

ちなみにTシャツのヘビーオンスという言葉には明確な基準がないらしく、一般的に5-7オンス辺りがヘビーオンスとされているらしいです。その基準からすると今回作ったTシャツの生地は7.6オンスなのでかなりのヘビーオンスになります。

このオンスというのは本来重さの単位で1オンスは28.3495グラムです。

Tシャツの生地に使われるオンスという単位は1ヤード四方で何オンスの重さがあるかということを意味しています。

ちなみに1ヤードは0.9144mなので1ヤード四方は0.83613平方メートル。重さの7.6オンスはグラムに直すと214.4562g。

これを1平方メートル当たりに換算すると214.4562÷0.83613=256.487gです。

つまり7.6オンスは256.5g/㎡となるわけですが、これを計算しても重さの感じはイメージできないですね。(笑)

ちなみに気になるお値段ですが販売価格は税込¥9,180です。

一般的なTシャツからするとかなりお高い印象かもしれないですが、手にとって使っていただけば納得してもらえると信じています。

製造コストからするとかなりお値打ちな価格設定にしております。業界で話題のエヴァーレインみたいに諸経費をオープンにすれば分かりやすいのかもしれませんが、あまりに媚び過ぎたみたいになるのも良くないと思いますのでそれはやめておきます。

モノの良し悪しの判断は使っていただいた方にお任せしたいと思っています。

この型を含めての3型のTシャツがこの秋にデビューする予定ですので、出来上がった時には是非手にとってその存在感をお確かめください。

よろしくお願いします。

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