お盆は機械のメンテナンスをやります。

毎日暑いですね。

先々週に比べると台風が来て暑さも幾分か和らいだでしょうか、それでもまだまだかなり暑いです。

被災地で避難生活をされている方々や復旧作業に尽力されている方々が、この暑さで体調を崩されていないか心配です。

当社の撚糸機を回している現場にはエアコンを設置していますが、ここまで暑いとあまり効き目がないですね。

倉庫にはエアコンもないので現場で仕事をしているスタッフはかなりバテ気味です。

ということで今年のお盆休みは9連休とすることにしました。

社員たちにはここで一旦体を休めてもらって体力回復に努めてもらいたいと思います。

私自身はさすがに全休というわけには行きません。(笑)

この休みを利用して普段出来ない機械のメンテナンスや、会社の業務管理システムのメンテナンスをしたいと思っています。

機械のメンテナンスについては私だけでは出来ないので、メーカーの人に来て貰っての作業となります。

暑さと相談しながらの作業となりますが、各機台の出来るだけ多くのパーツを外してオーバーホールに近いメンテナンスをしようと思っています。

どの機械も納入された日からほとんど止まることなく運転し続けているので、色んなところががたついていると予想されるためねじ一本から全部締めなおすつもりで点検したいと思います。

上にアップした画像は当社の撚糸機の一部で、トップローラーと呼ばれる糸送りの部分から糸に撚りをかけるスピンドル部分までの一連を描いたものです。

一番上の茶筒を横にしたような部品がローラーで、金属にゴムを巻いたものです。

長く使っているとゴム部分に溝が出来てしまうので、これをグラインダーで削って糸がスムーズに送り込まれるようにしてあげる必要があります。

真ん中にある台形パーツからねじれた棒状のものが出ている部分は糸の通り道となるガイドのパーツで、これも同じく溝が出来やすいので定期的に交換しなければいけません。

下部のリング形状のパーツは糸が回転して撚りが入るところなので風綿と呼ばれるホコリがたまりやすく、普段からしょっちゅう掃除をしておりますが、たまに分解してクリーナーで掃除をします。

リングの軸芯部分はボビンでその中にはスピンドルというパーツがあり、分速5000回転ほどで常にまわっているのでこれも定期的にオイル交換をしてやる必要があります。

このように、一部分だけをみてもメンテナンスを必要とする箇所がいっぱいあります。

機械全体でみるとこのほかに駆動部や糸立てなど様々な箇所があって、特に駆動系は日常的に掃除できる箇所ではなく休みの日にブレイカーを落とした状態でしかメンテナンスできません。

なのでお盆やゴールデンウイークなどまとまった休みのときにガツンとやります。

この機械のメンテナンスが非常に楽しい。

楽しいというか、やると気分が一新されますね。

綺麗になった機械を見ると、これからやってくる繁忙期に向けてまた今年もよろしく頼みます!という気持ちになって気が引き締まります。

お盆が過ぎると春夏向けの糸の作りこみが本格的に始まります。

毎日暑いですがバテている場合ではありません。

春夏糸の生産のピークは年末です。

今からスタミナのつくものをしっかり食べてよく寝てほどほどに遊んで、お盆の間に体と機械のメンテナンスをしっかり済ませたら、また年末に向かって今年の後半戦スタートです。

張り切っていきましょう。

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